手洗いの必要性;風邪や手荒れ予防に徹底したい習慣

風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどの予防として

「手洗い」が大切だといいますが、

正しく手を洗うためには

20秒以上の時間が必要と言われています。

 

しかし、1回の手洗い時間が20秒以下の

「したふり洗い」が約半数。

 

石鹸洗い約10秒、流水洗い40〜50秒で

ほぼ100%の除菌率という実験結果もあるので

正しい手洗いが重要だと言えます。

 

 

    

 

 

そもそも手洗いの必要性が説かれたのは

19世紀半ばのことです。

 

昔は、感染症の原因が病原菌だと分かっていなかったので

医師や医学生は素手で死体解剖を行い、

そのまま手を洗わずに

お産の介助をしていました。

 

そのため細菌感染して

産褥熱で亡くなる女性が多くいました。

 

その産褥熱を減らしたいと研究したのが

ハンガリー出身の医師センメルワイスで、

疫学のデータを検証することにより

手洗いの必要性を発見したのです。

 

当時、センメルワイスの発見は批判されましたが、

手洗いの効果は絶大で

産褥熱の発生率が激減したといわれています。

 

         さくら

 

手を洗うことはもちろんですが、

洗った後に清潔なタオルやハンカチで拭かないと

汚れがまた付着してしまうので注意が必要です。

 

皮膚科の視点で考えると

よく拭かないと湿疹ができやすくなるため、

しっかり拭き取って保湿することが大切だといえます。

 

したがって、風邪や手荒れ(手湿疹)予防に徹底したい

手洗いのポイントは次の3つです。

 

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  帰宅時、トイレの後、調理前、食事前、

  風邪をひいているときは鼻をかんだ後などにも

  手を洗いましょう。

 

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  石鹸をよく泡立てたら、手のひら、手の甲、

  指の間、親指、指先・爪、手首を洗い、

  流水でよくすすぎます。

 

正しいケア

  清潔なペーパータオル、ハンカチなどで

  水分をよく拭き取り、保湿します。

 

 

手洗いを習慣化して、冬を快適にお過ごしください雪

 

 

さくら皮フ科
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接触皮膚炎(かぶれ)を引き起こす植物・アロマオイル

近年、ナチュラル成分が注目される中、
オーガニックの化粧品を使ったり
エッセンシャルオイルでマッサージするなど
アロマの香りに癒されている方も
多いと思います。

しかし、化粧品やアロマオイル、
普段口にしている野菜や果物でも
接触皮膚炎を引き起こすことがあり、
ご本人も何が原因でかぶれているのか
気づいていないことがあるので注意が必要です。

今回は特に一般的に知られている成分を挙げて
ご説明したいと思います。

     


仝毒性接触皮膚炎

植物の汁がついた部分が日光にあたると
光毒性接触皮膚炎という
炎症を引き起こすことがあります。

特にセロリの腐った部分には
紫外線に過敏になるフロクマリンという成分が
多く含まれているので、
触ってしまったらよく洗い流してください。

アロママッサージに使われることがある
ベルガモットはもっとも強い光毒性をもつ
精油のひとつですが、
フロクマリンの成分を
取り除いた精油もあるようなので
フロクマリンフリーのオイルを
使うと良いかと思います。

     


∋彪秬接触皮膚炎

皮膚を強くたたくなどの刺激によって
誰でも炎症をおこすように
刺激によって引き起こされる皮膚炎を
刺激性接触皮膚炎といいます。

アロエパイナップルなどは
針のように細かい結晶の成分があり、
これが皮膚に刺激となって
炎症や水疱ができることがあります。

アロエに炎症を抑える作用があることから
やけどや日焼けの患部に
アロエを直接貼る方もいますが、
かぶれることがあるのでご注意ください。

    


アレルギー性接触皮膚炎

ある成分に過敏な人だけにおこる皮膚炎で
植物に接触してすぐ赤く痒くなる場合と、
接触してから1〜2日後に
炎症が出てくる場合があります。

アロマセラピストやマッサージを受ける人で
激しい皮膚炎をおこすことがあります。

原因になる精油としては、
ラベンダー、ハッカ、ユーカリ、ジャスミン、
イランイラン、バラ、ビャクダン、ヒマシ、
カシューナッツなどが挙げられます。

食品では、レタス、しいたけ、
ニンニク、じゃがいも、ブロッコリー、
にんじん、ミツバ、ゴマ、イネなど、
普段食卓に上がるものが多くあります。

         さくら

化粧品やアロマオイルなどを使っていない場合でも、
植物を触った後に目をこすったり
下着や靴下を引っ張り上げたり
トイレに行ったりしたときなどに
間接的に皮膚に触れることで
強い皮膚炎を生じることがあります。

皮膚炎をおこすと激しいかゆみや痛みが生じ
眠れないほど悪化することもありますので、
お早めに皮膚科にご相談ください。


さくら皮フ科
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皮膚炎を起こす植物;ジンチョウゲ、チューリップ、ミズバショウ

だんだん温かい陽気になり、
春を感じるようになってきました。

お出かけが多くなってくると
植物と触れ合う機会も増えますが、
皮膚炎を引き起こす有毒植物があります。

今回は春の行楽シーズンで
気を付けていただきたい植物として
ジンチョウゲ、チューリップ、ミズバショウ
取り上げたいと思います。

        さくら

1.ジンチョウゲ(沈丁花)

    
  

ここのところ道を歩いていると
少し強めの良い香りが漂ってくることが
ありませんか?

ジンチョウゲは室町時代に日本に渡来した
甘い香りの低木で、
2〜3月に開花します。

ただし、樹液が皮膚につくと
皮膚炎、水疱を引き起こします。

庭の園芸植物としてよく使われ
公園などでも見かけることがありますので、
もし樹液が皮膚についてしまった場合は
水でよく洗い流してください。


2.チューリップ

  
  

子供も大人も親しみやすい存在である
チューリップ。

その種類は、1996年の時点で
約5600品種あると発表されましたが、
その後も毎年あたらしい品種が出るほど
人気の高い球根植物です。

開花期が早いものと遅いものがあり、
4月中旬から5月上旬まで
園芸店で入手することができると思います。

毒性はいたって強く
樹液に触れると皮膚炎を引き起こし、
特に球根には皮膚炎を起こす
アレルギー物質を含みます。

チューリップを長期間大量に扱う
栽培農家や園芸店で働く方には
重篤なアレルギー性皮膚炎で知られ、
「チューリップ指」と呼ばれています。

大量に扱う場合は
ゴム手袋を着用して
作業後はよく洗い流してください。


3.ミズバショウ(水芭蕉)

   
  

「夏が来れば思い出す〜♪」という歌から
ミズバショウは夏の印象がありますが、
低地では4〜5月
高地では5〜7月に開花する
サトイモ科の多年草です。

湿地を代表する花で
大きな群落をつくります。

葉などの汁液にはシュウ酸カルシウムを含み
皮膚につくとかゆみ、
水ぶくれを引き起こすことがあるので、
皮膚に汁液がついた場合は
水と石けんで充分に洗浄してください。

ツキノワグマはミズバショウを食べたり
特に種が大好物だと言われますが、
人間が食べると呼吸困難や
心臓麻痺を起こす危険があるので
絶対に口にしないでください。

       さくら

2016年の桜の予想開花日は3月23日、
予想満開日は3月29日と発表されたので
お花見シーズンもすぐそこです。

毒性のある植物に気をつけて
たのしい春の行楽シーズンを
お過ごしください。


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頭皮のフケ、かゆみ、抜け毛の原因;脂漏性皮膚炎

全身の皮膚の中でも
一番てっぺんにある頭皮。

紫外線を浴びやすく
皮脂や乾燥など、一年中ダメージを受けています。

頭皮のトラブルにはいろいろありますが、
当院にいらっしゃる患者様でもっとも多いのは
脂漏性皮膚炎です。

フケ、かゆみ、赤み、
皮膚の炎症による抜け毛などの症状がみられます。

          さくら

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは、
皮脂がカビや紫外線などによって分解され
炎症が引き起こされる皮膚炎の一種です。

頭皮、額、鼻の周り、わき、
背中や胸などに好発します。

中でも、頭部が脂漏性皮膚炎の7割を占め
フケ症は国内で500万人以上いると
推計されています。
(ACNielsen インターネット調査調べ 2002年)

皮膚の常在菌であるカビ(真菌)の一種、
マラセチアが発症に関与しているといわれています。

マラセチアは皮脂を栄養源としているため
皮脂量が増えると
マラセチアも増殖します。

    

頭皮の皮脂腺は
顔(額・頬)の2倍以上
あるため
マラセチアが増えやすい環境だと言えます。

         さくら

脂漏性皮膚炎を改善するためには
皮膚科での治療にに加えて
日常生活の見直しも大切です。


1.適切な洗髪を行う

フケが出るから頭皮が乾燥しているのかと思ったり
髪が抜けるからという理由で
よく洗えていないこともあります。

脂漏部位を清潔に保つことが
発症の予防・症状の改善につながりますので
適切なシャンプーをしましょう。

  ̄れを落とす
  頭全体をお湯で1分ほど流して
  汚れを落とします。

    


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  シャンプーは2回。
  爪を立てたりせずに
  指の腹で頭皮をもみこみように洗うと
  頭皮の血流が良くなります。

    


 しっかりすすぐ
  シャンプーが残らないようにしっかりすすぎます。
  これでいいかな?と思ってから
  プラス30秒すすぎましょう。

    


ぁ,靴辰り乾かす
  タオルで水分をふきとった後、
  ドライヤーで頭皮を中心にすばやく乾かします。

    


2.バランスのよい食事をとる

特にビタミンB群を多く含む食品を積極的にとり、
皮脂の分泌を高めたり
皮膚に刺激のある食品は控えましょう。

○ ほうれん草
  トマト
  キャベツ
  豆類
  魚介類
  レバー
  牛乳
  卵
  シイタケなど

  
× ナッツ
  糖分・脂肪分の多い菓子類
  コーヒー
  アルコールなど

 
 
3.規則正しい生活をする

ストレス、過労、睡眠不足なども
症状が悪化する原因になります。

十分に睡眠をとり
規則正しい生活を心がけてください。

       さくら

フケやかゆみは体質だと
あきらめていらっしゃる方もいますが、
病気を治療することで
改善が期待されます。

頭皮のトラブルでお悩みの方は
一度ご相談ください。


さくら皮フ科
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