海での怪我や日焼け

3つの台風が日本に接近するという事態にみまわれ、

風雨が強くなってきています。

 

お昼過ぎには台風9号が関東に上陸するとのことなので

どうぞお気をつけください。

 

         台風

 

お盆休み、またお子様の夏休みで

海に行く機会が多い季節だと思いますが、

今月は、岩場で足を切るなどの外傷や

クラゲに刺された方など

海で怪我をされた患者様が増えています。

 

怪我をしてから何日も我慢していた方もいらっしゃったので

皮膚の痛みやかゆみ、怪我などで

ご心配なことがありましたらお早めにご来院ください。

 

日焼けは大したことないと思っていても

ヒリヒリどうしようもないほど痛くなる場合もありますので

気になることがありましたら

ご相談いただければと思います。

 

      

 

今年は梅雨明けが遅く

8月も雨の日が多く感じますが、

リオデジャネイロのオリンピックも閉幕し

夏も残りわずか…

皆さまが楽しく過ごされることを

お祈り申し上げます。

 

 

さくら皮フ科
http://sakura-hifuka.com

     

 


傷の治し方;犬にかまれた傷の症例を参考に

転んでひざをすりむいたり
包丁で手を切ってしまったときなど、
皆さまはどのように対処されているでしょうか?

傷を治すコツは3つあります。

/紊任茲洗い流す
⊂弾任靴覆
傷を乾かさない

以前は、傷を消毒して乾かすのが
当たり前だと思われていましたが、
1962年にwinterが発表した論文をきっかけに
傷は湿らせて治すという湿潤療法の概念が
急速に広まりました。

        さくら

湿潤療法の3原則について
ご説明したいと思います。

水でよく洗い流す

傷の治りを良くするためには
傷口にある老廃物や細菌を
洗い流すことが有効です。

洗うのは、日本では水道水で十分です。

多量の水道水で洗い流すことで
滅菌水と同等の効果があると
いわれています。

近年多いのですが、
お子さんが怪我したときに
痛がるからといって傷口をよく洗わずに
密閉するタイプの絆創膏を
貼ってしまうケースがあります。

土や砂が残ったまま
絆創膏で密閉してしまうと
傷口で菌が繁殖して悪化することがあるので
水道水でしっかり洗ってください。

     

消毒しない

消毒薬は、細菌の細胞膜と細胞質を
破壊することによって細菌を殺します。

しかし、消毒薬は
人間の細胞と細菌の細胞を
区別できないので、
人間の細胞も傷つけてしまいます。

皮膚再生に作用する細胞を破壊するため
消毒すると傷の治りが遅くなるのです。

したがって消毒薬は使わずに
水で洗うのが基本です。

     

傷を乾かさない

傷を治して新しい皮膚をつくるためには
皮膚を構成する細胞因子や血液が必要です。

それらは生きた細胞であり
液体を通して作用するので、
傷を乾かしてしまうと
皮膚を再生する成分が
傷に届かなくなってしまいます。

そこで湿らせた状態を保つと
細胞が生き生きと活動して
傷の治癒を促進します。

       さくら

傷の治療例の参考として
当クリニックのケースをご紹介します。

70代女性の患者様が
飼っている犬に前腕をかまれて来院されました。

特に動物にかまれた場合は
動物の口の中にいる細菌が傷深くに入り込み
容易に感染症を起こしうるので、
しっかり洗い流してから
傷を縫合しました。

以下、傷を縫った直後から
治療終了時までの写真です。


1.受傷した当日
  水道水で洗い流し、縫合を行いました


        12針の縫合
          
            

        縫合部分(拡大)


2.受傷後7日目
  抜糸を行いました


           抜糸後


3.受傷後6ヶ月目
  抜糸後からテーピングを続けて
  傷が治りました


       目立たない傷あと



            傷あと(拡大)


適切な治療を行うことによって
傷の治りは早くなり、
傷跡が残りにくくなります。

犬に咬まれたときのように深い傷や大きい傷、
浸出液や膿が出たり
赤く腫れて痛みがあるときなどは
早めに専門医を受診してください。


さくら皮フ科
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