美肌の秘訣は「こすらない」;マイクロビーズの問題から考える

マイクロビーズが及ぼす問題について
メディアでも取り上げられるように
なってきていますね。

マイクロビーズは、マイクロプラスチックとも呼ばれ、
肌の古い角質を落とすよう洗顔料や
歯の汚れを落とすために歯磨き粉などの
スクラブ剤として使われています。

しかし、洗顔時に眼に入ると
眼球を傷つけるおそれがあり
一度入ってしまうと
自分で取り除くことが難しいといわれます。

また、水で流すと下水処理施設を通過して
海にまで流れて行き
有害な化学物質などを吸着するので、
そのマイクロビーズを取り込んだ魚を
人間が食べてしまう可能性があり、
人体に深刻な影響を及ぼす危険性があるのです。

     

皮膚科の視点から考えても
マイクロビーズは皮膚を傷つけるため、
当クリニックでも以前から
スクラブ入り洗顔料等を使わないよう
おすすめしてまいりました。

美肌の秘訣は「こすらない」が基本です。

皮膚をこすると刺激となり
軽い炎症を引き起こし、
色素沈着の原因となります。

虫刺され、やけど、ニキビ、怪我など
炎症がおさまっても
黒ずみが残ったりして
なかなか跡が治らないのと同じで、
炎症のあとには色素沈着が生じます。

したがって、洗顔で皮膚を刺激すると
メラノサイトが活性化されて
シミ、肝斑、くすみの原因となってしまうのです。

スクラブ入り洗顔料は、チューブ1本に
マイクロビーズが数万個入っているといわれ、
それほど皮膚に刺激を与えるものを
毎日使っている場合、
紫外線に気をつけていても
シミがひどくなることがあります。

     

アメリカではマイクロビーズ製品について
製造・販売禁止の法律が成立し、
世界的にマイクロビーズが禁止される
流れになってきています。

日本の厚生労働省も2010年8月に
スクラブ入り洗顔料が眼を傷つけるおそれがあると
使用上の注意の記載を徹底するよう
製造販売業者に通知しています。

しかし日本ではマイクロビーズについて
一切規制されていないので
消費者が十分注意しなければなりません。

皮膚をこすりすぎないよう
洗顔料やボディソープなど
今一度見直してみてください。


さくら皮フ科
http://sakura-hifuka.com
 

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