爪にも保湿を;爪の割れ・折れ、二枚爪を防ぐ

ふと気づくと爪が折れていたり
二枚爪になっていることがありますが、
どのようなときに起きるのでしょうか?

爪の水分含有量についての実験によると
水分量が少ないとき10%以下)は折れやすくなり、
多いとき20%超え)は二枚爪を生じやすい
という結果が報告されています。

そして、適度な水分含有量(13〜17%)では
爪が折れにくく
二枚爪にもなりにくいことが
示唆されています。

【参考】菅原 享 , 川相 みずえ , 細川 均 , 鈴木 敏幸
    
『爪中の水分と爪の力学的特性』1999


      

水分含有量についてイメージしやすいように
食品で考えてみると、
スルメが20%、ピーナッツが6%です。

スルメは固く感じますが柔軟性があり、
折れたり割れたりせず
さける感じですよね。

一方、ピーナッツは力を加えると割れます。

つまり、水分量のあるスルメがさけるように
爪も水分が多いと二枚爪になり、
水分量の少ないピーナッツが割れるように
爪も水分が少ないと割れたり折れたりするのです。

     

パソコンを使っているときに
爪があたって割れたり、
食器を洗っているときに
爪とお皿があたって二枚爪になったり、
日常生活ではさまざまな場面で
爪にトラブルが起きます。

そこで爪の水分含有量を適切に保つには
皮膚と同じく保湿が有効です。

爪は、皮膚の表皮が変化して硬化したものなので
皮膚と同様に保湿することによって
バリア機能を保つことができます。

ハンドクリームをぬるときは
爪にも行き渡るようにして
たっぷりぬるのがおすすめです。


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雨水も化粧水!?;保湿の歴史

世界にはたくさんの素敵な化粧品があり
どれを使ったらいいのか迷うくらいですが、
皆さまはどのような基準で
化粧品を選んでいるでしょうか?

市販の化粧水で
もっとも古く文献に残っているのは
江戸時代に流行した
「花の露」という商品です。

    

そして、今から約200年前の江戸後期には
戯作者の式亭三馬(しきていさんば)が
「江戸の水」という化粧水を売り出して
大ヒットしました。

式亭三馬といえば
『浮世風呂』『浮世床』の作者であり、
日本史で勉強したという方も
多いのではないでしょうか。

式亭三馬は作家だけでなく
商人としての腕もありました。

「江戸の水」は、ニキビなどの肌荒れに効き
おしろいが良くのるとされ、
オシャレなガラス瓶と箱で
女性の心をわしづかみにしました。

    

また、世界に目を向けてみると、
15世紀のフランスやイタリアで
流行した化粧水は雨水でした。

ヨーロッパの水は
ミネラル豊富な硬水が一般的なので、
軟水である雨水が
貴重だったのかもしれません。

たしかに今でも
アベンヌウォーターや
エビアンフェイシャルスプレーなど
フランスのウォーターブランドは有名ですよね。

    

お肌の保湿は、美容の面だけでなく
乾燥性湿疹を防ぐなど、
皮膚のバリア機能を維持し
健康を保つ上でも大切なことです。

科学が今ほど進んでいなかった時代にも
人々がさまざまに試行錯誤しながら
お肌に水分を補い
保湿しようとしてきたことに驚かされます。

そして、今なお進化しつづける
保湿剤や保湿方法について
当クリニックも追求していきたいと思います。


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化粧の下地にして白粉(おしろ

道の保湿機能の低下から皮膚を守る;保湿剤のぬり方

冬は乾燥が気になる季節ですねひらめき

東京の湿度は年々下がってきており、
平均湿度は全国でもっとも低い数値です。

その原因の一つとして、
東京都心部では道路の舗装が進み
土の道や砂利道が減っていることが挙げられます。

土や砂利の場合、雨が降ったときに
水分をためこむことができるので、
乾燥してきたら大気中に水分を蒸発して
自然に湿度を上げられたのですが、
いまや道の保湿機能が落ちてしまったと言えます。

そして、1月は一年の中で
もっとも乾燥することが多いです。

【東京の乾燥注意報の発表日数】
 (1981-2010年の平均)

1月    20
2月    17
3月    11
4月       6
5月       2
6月       0
7月       0
8月       0
9月       0
10月     0
11月     6
12月    14

ちなみに2011年1月は、乾燥注意報の発表が31日びっくり
毎日乾燥しっぱなしですね。

           さくら

これだけ空気が乾燥すれば、お肌も乾燥します。
当クリニックにも、お肌が乾燥するという患者様が
多くいらっしゃいます。

乾燥すると、かゆくなったり、粉をふいたり
あかぎれで痛くなることもあります。

そのようになってしまう前に有効なのが保湿です。


【保湿剤の塗り方】

ー蠕い、洗顔、入浴の後、すぐに塗る

入浴や洗顔で水分が浸透しても
5分も経たないうちに皮膚が乾燥してしまいます。

タオルでふいたらすぐに保湿剤をぬりましょう。


⊇淑な量を塗る

ハンドクリームやボディローションなどを
ぬっているという方でも
量が足りていないということが多いようです。

保湿剤をぬる量の目安としては、
ティッシュペーパーが貼り付いて落ちないくらい
ベタベタにしっかり塗るのが
適量かつ効果的です。


こまめに塗る

手を洗ったら、その都度
しっかり保湿剤を塗りましょう。

院長は診察ごとに手を洗って保湿しています。
100人の患者様を診察したら
100回保湿剤を塗っています。


これらを続けると断然効果がアップします。

保湿して乾燥から皮膚を守り、
冬もツルツル・スベスベのお肌を
ぜひ維持していただきたいです。


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